インフルエンサーマーケティングの効果とは?メリット&デメリット
インフルエンサーとは直訳すると「影響を与える人」となり、世論や人々の行動に影響を与える人を指します。
広い意味では芸能人やスポーツ選手などもインフルエンサーですが、一般的にはユーチューバーやインスタグラマーなどを含めた、SNS上で活動する有名人を指すことが多いようです。
インフルエンサーを起用して、商品やサービスの宣伝やPRを行うことをインフルエンサーマーケティングと呼びます。
インフルエンサーマーケティングが注目される理由
インフルエンサーマーケティングが注目される最大の理由には、スマートフォンの急速な普及に比例したSNSユーザーの拡大が挙げられます。
2021年10月現在のSNS利用者は、世界で約45臆人、人口の約55%に上ります。
日本では人口の約90%がLINEを使用しているというデータがあり、若者を中心に普及してきたSNSではありますが、現在は全世代に普及していると言っても過言ではありません。
このようにSNSがテレビや雑誌以上の影響力を持ちはじめたため、SNSを使った広告配信にも注目が集まってきたのです。
その流れを受けて、単純な広告配信だけではなく、SNS上の有名人であるインフルエンサーに商品やサービスのレビューをしてもらうといった形式の、インフルエンサーマーケティングを行う企業も急速に増えています。
インフルエンサーマーケティングのメリットとは?
メリット①単価が安め
テレビCM、雑誌広告、芸能人を使ったPRと比較した場合、インフルエンサーマーケティングは費用が安くなることが多いです。
インフルエンサーといっても、誰もが名前を知っているような人から、フォロワーの多い一般の人まで大きな幅があります。フォロワー1000人程度のナノインフルエンサーなら、商品やサービスを無料で提供する代わりに、格安で投稿してくれるというような良心的なインフルエンサーも珍しくありません。
1投稿や1動画当たりの単価を分かりやすく提示してくれるインフルエンサーもいます。
予算に応じて選択できるのも、インフルエンサーマーケティングの魅力です。
メリット②ターゲットに効果的に届く
各々のインフルエンサーには、彼らに共感するファンがいます。適格なインフルエンサーを選んで起用することにより、彼らのファン≒狙っているターゲット層となります。
興味を持ちそうな人たちに焦点を絞って宣伝できるため、高い費用対効果を期待できます。
メリット③広告PRらしくない
コメントやいいね!を返すインフルエンサーも多いため、一般ユーザーにとってインフルエンサーは有名人といえども身近に感じられる存在です。
そのためインフルエンサーが商品やサービスを勧めると、身近な人に勧められているように感じるユーザーが多く、広告に嫌悪感のある人からでも好感を持たれやすいのです。
メリット④効果をデータ化しやすい
インフルエンサーマーケティングの場合、商品ページを閲覧したユーザー数や、購入したユーザー数、その属性(年代や利用している地域等…)を詳細に分析することができます。
キャンペーンが成功したか否かを可視化できるため、次回のマーケティングにも役立ちます。
インフルエンサーマーケティングのデメリットとは?
デメリット①ステマと勘違いされることがある
ステマとはステルスマーケティングの略で、消費者に広告であることを知らせないで商品やサービスのPRを行うことを指します。
インフルエンサーマーケティングでは「広告」や「PR」と明記するなど、消費者の誤解を招かないようにする必要があります。
広告投稿だと分かりにくい場合、ステマだと勘違いされて逆にマイナスのイメージを植え付けてしまうこともあるので注意が必要です。
デメリット②マイナスのコメントや炎上に注意が必要
SNSには一般ユーザーが気軽にコメントできるため、好意的なコメントだけではなく、マイナスの意見や、中には悪意のあるコメントが付いてしまうこともあります。そのような場合の対応策も考えておかなくてはなりません。
炎上を避けるために、使用する写真や文言が誰かを傷つけたり、誤解を招いたりするものでないかを十分にチェックしておきましょう。
価値のあるインフルエンサーマーケティングにするために
この記事では主にインフルエンサーマーケティングのメリットとデメリットをご紹介していきましたが、次回以降の記事では効果的なインフルエンサーマーケティング事例や、具体的な方法等もご紹介していきます。
また、弊社では海外のインフルエンサーを起用した、インバウンドやアウトバウンド向けのマーケティングが可能です。ご興味のある方は、「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。